放射能を可視化するということ

2011年福島第一原発事故に伴う放射性物質の漏えいにより、原発周辺の自治体、浪江町、飯舘村に至る広大な土地と山谷を私たちは失いました。放射性物質は福島県内だけでなく北関東や東京はもちろん、その多くは太平洋へ向かって流れていき、海外でも観測されています。この放射能汚染による避難者は福島県内だけで14万人に上りました。

しかし、これだけ大規模な環境汚染でありながら、私たちはその原因物質を見ることも感じることもできないまま月日が流れています。このままでいいのでしょうか?

私は見えないならば、見えるようにすればいいのではないかと考えます。放射能汚染が見えるようになれば、汚染された町、汚染された森、汚染された生物の中で、放射性物質がどのように拡散したり濃縮したりしているのか、初期のフォールアウトがどういったものだったのか、そして放射能から放射線が出ている様子を知ることができます。

そこで私は、森敏東京大学名誉教授の多大なるご協力のもと、オートラジオグラフィーという手法を用いて放射能汚染の可視化を行ってきました。


加賀谷 雅道
撮像プロセス

放射線像一覧

放射線像アプリ には、次の一覧の約1.5倍の放射線像が収蔵され、定期的に更新されていきます。