新作71:シジュウカラ

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浪江町井出(2016年11月)
放射線量:60cpm

昨年11月、調査中にシジュウカラを見つけたので、オートラジオグラフを撮影してみました。胸筋が強く感光していることが分かります。発達した筋肉中に放射性セシウムが多く取り込まれるのは、他の動物と同じ傾向です。また眼球がよく感光しているような気がします。これは、これまでカエルやブラックバスでも同じ傾向がありました。放射線による白内障、緑内障の発生増加は、単に外部被曝を裸眼が直接に浴びることだけではなく、内部被曝の寄与も考えられるかもしれません。(これは赤松やモミの木の頂芽優勢が崩れる傾向と似ていますね)

内臓もほぼ均一に汚染を示しています。シジュウカラの寿命は野生で1.7年と非常に短いそうですが、周辺環境から受けた外部汚染も、羽から尻尾にかけて観察されます。

小鳥はまず捕まえることのできない動物で、今回の撮像で4羽目です。いつか食物連鎖の上位にいるカラスを撮像してみたいと我々はずっと思っております。ヘビのようにきっと強い汚染を示しているはずです。そういえば、カラスの汚染に関する研究論文は見たことがないですね!眼球に関する研究論文も。

今回のシジュウカラの発見は、茨城キリスト教大学 桑原隆明 博士のご協力をいただきました。感謝申し上げます。

(加賀谷)

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