放射能測定結果:ねずみの糞(富岡町)

以前公開したねずみの糞の放射線像、このサンプルの放射能測定結果が出ましたので、お知らせいたします。
住民が避難した民家では、ねずみの糞があちこちに転がっています。ご協力いただい方は、ねずみの糞と地震による雨漏りには心を挫かれるとおっしゃっていました。帰還しようと決めた方も、家の修復、室内の掃除は大変な作業になります。

Cs-134:11917 Bq/kg
Cs-137:63557 Bq/kg
total:75474 Bq/kg

これまで撮像した動物の糞で放射能測定をしたものに、サルの糞があります。
アプリをお持ちの方は、ご確認いただければと思います。

(加賀谷)
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色の反転

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富岡町(2016年3月)
放射線量:620cpm
Cs-134:11917 Bq/kg
Cs-137:63557 Bq/kg
total:75474 Bq/kg

本やアプリに、飯舘村蕨平の方にご提供いただいたねずみの体とその内臓の放射線像が載っています。この像で、泌尿器系の腎臓が強い汚染を示していました。尿を介して、体内の放射性物質が排出される過程を捉えたものでした。

今回の像は、ねずみの糞になります。富岡町の居住制限区域、屋内で採取させていただいたものです。住民がいなくなった家屋はねずみの進入を防止することができません。室内はどこもねずみの糞がたくさん転がっています。ここでは、ご協力いただいた方に配慮し、撮影させていただいた室内の写真は掲載しないことにします。2013年の頃は、一時帰宅される方に、町がネズミ捕りを配っていました。

これまで、イノシシ(900cpm)、サル(960cpm)、ザリガニといろいろな動物の糞を採取してきて、どれも予想以上に汚染が強いことがわかっていました(アプリをご参照ください)。ここでもねずみの糞は強い汚染を示しています。動物は、尿と糞を通して体内の放射性セシウムを排出しますが、住民にとってはその糞によって屋外から放射性セシウムが屋内に持ち込まれる原因となっていることが分かります。

富岡町中心街は現在空間線量が1μSv/h未満で、雨樋の下などで3~4μSv/hを計測します。ねずみの糞のある室内の線量も1μSv/hを超えたりはしません。これは、空間線量(μSv/h)で汚染の有無は判断できないことの一例です。東京・横浜でも線量は低くても、放射性物質が沈着していることと同じことです。

簡易放射能測定のようす

(加賀谷)

downloads_logomark_color_on_white放射線像のアーカイブサイトを立ち上げました。皆さまのサポートで、より多くの時間を撮像に費やすことができます。記録することと伝えることにもっと専念したい。私たちが2011年のあの原子力発電所事故による放射能汚染を記録していきます。ぜひ月$1~のご支援、よろしくお願いいたします。

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